『空間をプレゼントする大人のギフト』佐賀のミマツ工芸さんで感動と発見!

地域の特産物応援プロジェクトのレポーターとして佐賀県にある有限会社ミマツ工芸さんに行ってきました。
沢山の素晴しい製品を見せていただいたり、素晴しいお話をお聞きして(私はこの魅力を伝えきれるだろうか?)と心配になるほど感動と発見の取材旅行でした!

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ミマツ工芸がある地域

佐賀県に隣接している福岡県の大川市は日本有数の家具生産地です。
木工の歴史は室町時代の後期から。
現在も家具の生産高日本一を維持しています。

その大川市の西部を流れる筑後川を挟んで佐賀市諸富町があります。
今から60年ほど前に諸富・大川橋の開通もあり、大川市から家具を作っている人たちが移り住んで栄え、今では有田の陶器と並び、家具の産地として佐賀県の大切な産業を担っている地域です。

有限会社ミマツ工芸さんは諸富の家具メーカーが参加する『諸富家具振興協同組合』に属されていますが、諸富町から少し離れた神埼市にありました。
地平線が見える広大な筑後平野のど真ん中!
取材中も小鳥のさえずりが聞こえる、長閑で、癒されるステキな場所でした。

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『諸富家具振興協同組合』の一員としての有限会社ミマツ工芸

今回、お話をしていただいたのは、有限会社ミマツ工芸・専務取締役の実松英樹さん。

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とても実直な方で、製品に対する思いはもちろん、『諸富家具振興協同組合』の一員としての姿勢に、私の今までの考え方を覆される思いを感じ、見習いたいと思いました。

佐賀県で何か家具に関連した組合に入りたい

有限会社ミマツ工芸さんは、昭和47年(1972年)2月1日に家具メーカーより家具の部品を受注して製造する事業所として創業。
平成元年(1989年)6月1日に会社設立されました。

ミマツ工芸さんは佐賀県で何か家具に関連した組合に入りたいと思い、『家具といえば諸富!』ということで『諸富家具振興協同組合』に入られたそうです。

『諸富家具振興協同組合』には、日本有数の家具メーカーが組合員として参加されています。

  • 全国のセレクトショップ等へ卸している家具メーカー
  • 全国の家具店へ卸している家具メーカー
  • 通販カタログ会社へ卸している家具メーカー
  • ゼネコン・商業施設へ卸している家具メーカー
  • デザイン性や機能性が高い家具
  • オリジナリティの高いユニークな椅子やテーブル
  • 民芸調の家具を作っている
  • 思いのままの家具を作っている創作家具
  • ゼネコンからのオーダーで店舗や学校・公共施設に使う家具のみを作っている別注家具
  • 椅子だけを作っている
  • 建具
  • おもちゃを作っている
  • メーカーに卸す部品だけを作っている

などなど。
木工といえば家具専門店などで展示しているものしかイメージできない私ですが、色々なものがあるんですねぇ。
驚きました!

協同組合に入ったからには、何かしらお役に立ちたいと思ったことが、今、オシャレな空間を提供する商品に結びついたようです。

時代の変化で売り上げが低下

日本一の家具産地を控えてのミマツ工芸さんの事業は最初は問題なかったものの、平成10年頃、不況によるあおりで仕事が減ったそうです。
卸していたメーカーさんも仕事が減れば外注していた部品を中で作ったりしますもんね。
それにコストも安ければ安いほうがいいということで、今まで卸していた部品の値下げもあったようです。

ミマツ工芸さんは、箪笥にほどこされている彫刻の部品(加飾)やイスのパーツ・テーブルの脚部(ロクロ等)を主に製造していたそうです。
お名前に『工芸』と入っていますね。
時代の変化で婚礼家具や食器・下駄箱等の収納置家具は、据付け家具に変わると同時に、海外からの安価な輸入品等により売り上げが低下したそうです。
確かに今はシンプルな家具が主流で、彫刻の入った箪笥とか見なくなりました。

それでも社員さんの仕事をつくらなければいけない。
現在の社員数は7名。
とても大変だったと思います。

そんな中、新規事業の立ち上げを考えたそうです。
それも『諸富家具振興協同組合』の組合員として一役を担える、組合員が手がけていない事業を。
私だったら、周りに成功している業態があればそれをヒントに考えがちですが、実松英樹さんは協同組合の中に無いもので、ご自分が入られることで組合の幅が広がり、組合にいる意味があるものをと考えられたそうです。

大人のギフト

実松さんが考えられたのが『大人のギフト』
大人のギフト小物を作る事業所は『諸富家具振興協同組合』の中はもちろんのこと、全国にある木工産地組合の中でも無かったものです。
30代から50代に特化したギフトは無いので、地域の活性化や全国に向けた発信を組合として取り組む中で、他産地との差別化や魅力のひとつになればと思われたそうです。

苦境の中で平成20年(2008年)にインテリア小物製造『M.SCOOP』を立ち上げられた実松さん。
地元のデザイナーさんにデザインしてもらい、わからないままに沢山のシリーズで沢山の商品を作ったそうです。

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それがバイヤーには評判で『スタイリッシュな大人のデスクアクセサリー』として有名なセレクトショップや伊勢丹さんにも置く事ができ、『M.SCOOP』という名前を知って頂く場面ができたそうです。
販売するスペースもいい場所を提供してもらい、いいスタートだったものの、思ったようには売れなかったそうです。
売れないものは戻ってくる。
何年経った商品でも戻ってくるそうです。

実松さんは、本当に売れるというのは単発的ではいけない、売れていてもだめだと思い、改めて原点からの見直しを決意したそうです。

大切なものを装着して出来上がる、置くをデザインする

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一見成功に見えた『M.SCOOP』の立ち上げですが、コンシューマーにより受け入れてもらうために、新しく構築したそうです。

  • ブランドとは?
  • 商品開発とは?
  • 誰に売るのか?

都内で、月一の会議を重ね、新生『M.SCOOP』のターゲットを見極めたさで、東京で活躍しているデザイナーを迎え、9ヶ月をかけて開発したのが『グラスプレイス』
2011年11月に発表されました。

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開発に当たっては、ミマツ工芸さんが元々得意としたものを新しいデザイナーさんが聞き出し、ミマツ工芸さんの得意なことをデザインに生かすことになったそうです。

木工の技術を生かしたデザイン

ミマツ工芸さんは大きな家具ではなく、家具の足などの部品を作っています。

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私も実際に木を加工しているところを見せていただきましたが、あっという間にキレイな曲線が出来ていきます!
私がその見事さに驚いていると、実松さんは特に大変なことではありませんという感じです。
実松さんにとってはあまりにも日常すぎて驚くことではないのかもしれませんが、私の想像ではミマツ工芸さんの技術の素晴しさを東京のデザイナーさんが感じて、それをデザインに生かそうと思ったのかと思いました。
自分のことはなかなか分かりませんものね。
まるっきり離れた東京のデザイナーさんを採用したのは、とても良かったのではないかと思います。

こだわりの空間の提案への覚悟

新生『M.SCOOP』は売り上げが落ちても初期のものは売らず、『こだわりの空間の提案』をコンセプトにして作ったものだけを販売することにしたそうです。

D. Watcher ディー・ウォッチャー
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これは腕時計の場所を作ってくれるもの。
腕時計は腕にすることでカッコ良く見えたり、威厳を放ったり、腕時計が生き生きします。
実松さんは身につけて満足して腕時計が、デスクワーク時や帰宅してはずしてテーブルにへたへたとなった腕時計が許せなかったそうです。
お気に入りの腕時計をはずして、ディー・ウォッチャーでお気に入りの卓上時計として使用する満足感がたまらなく心地いいとおっしゃってました。
コレクターの方で10個も購入して腕時計を置いている方もいるそうです。

Mobile catcher モバイルキャッチャー
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モバイルキャッチャー:Nは、スマホやiPad miniやガラケーの置く場所を決めてあげられるだけではなく、置いて使用することを想定して、使用するための角度や安定感を保つ為の本体重量など、超こだわっています!

腕時計もスマホも置く場所でワークツールにも変身します。
腕時計も時間を確認するのがラクになり、作業の効率化にもなります。

一見、木でできた素朴な印象すら感じさせるモノですが、メガネや時計やスマホを置くと素晴しい機能を発揮して、部屋も今までの空間ではなく、オシャレに変身してしまえるもの。
それが新生『M.SCOOP』の製品です。

実松さんはモノに置く場所を決めてあげることで、嬉しさや安らぎを感じられると仰ってました。
今までありそうで無かったものです。
実松さんはメガネを使われていますし、時計もiPhoneも大好きだそうです。
好きなものを置くものを自分で作れることは素晴しいし、それを販売することで喜ばれる実松さんが羨ましいと思いました。

新生『M.SCOOP』は究極のシンプルさを提案し、一時は落ち込んだ売り上げを取り戻し、今ではちょっぴり右肩上がりだそうです。
確かに、本当に素敵な製品です!

これからのM.SCOOPとミマツ工芸さん

ミマツ工芸さんはこれからも家具部品を作っていきつつ、M.SCOOPで世界を目指すそうです。
ミマツ工芸さんのすばらしい技術は日本代表、さすが日本製といわれるものだと思いますが、実松さんは日本らしさに悩まれていました。
私からすると素晴しい技術だけで充分海外でも喜ばれると思うのですが、実松さんはまだまだだと仰っています。

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実松さんの深い考察や思いが、またどんなに素敵な製品となるのか、なんだかとってもワクワクします!
どこか外国に旅行したときに、M.SCOOPの製品に出会ったら、とっても感動しそうです!
ぜひ海外にも佐賀の日本のM.SCOOPの製品が愛される日がきますように!

M.SCOOPの製品を見られるところ買えるところ

M.SCOOPの製品は百貨店や高級文具を取り扱っているお店で購入できます。

常設展示場

新宿パークタワー リビングデザインセンター OZONE4階 『monova』
東京都新宿区西新宿3-7-1

取引先

伊勢丹三越 (新宿:イセタンメンズレジデンス 8F)
阪急阪神百貨店 (阪急メンズ大阪 1F)
伊東屋 (有楽町 阪急メンズ東京 B1F:イトーヤ ウィズ ユナイテッドアローズ)
松屋銀座 (7F デザインコレクション)
SHIPS (全国35店舗:MEN’S)

5月13日より東京・日本橋丸善さんで展示販売もされます。
ぜひ、手にとってミマツ工芸さんさんの技術の素晴しさを実感してもらいたいと思います。
私も見に行きます!

ネットでも購入できます

M.SCOOPの製品はネットでも購入できます。
HP≫ M.SCOOP

楽天でも購入できます!≫ M.SCOOP

まとめ

今回、初めて九州に降り立ちました!
ミマツ工芸さんのみなさんに、
『初めての九州って他にもいいところがもっとあるのに佐賀ですか!』
と驚かれましたが、佐賀は出合った人みなさん優しくっていい人ばかりでした!
本当に心の洗濯とはこのことか?ってくらい心がキレイになれる旅でした!

お刺身も沖縄でも北海道でも新潟でも他のどこでも食べたことがないくらい新鮮で、佐賀のみなさんは佐賀の本当の良さを知らな過ぎると思いました!
私は帰りの飛行機の中で、既に次回佐賀に来るにはどうしたらいいか?真剣に考えましたモン(笑)

ミマツ工芸さんでいただいたお茶菓子のまるぼーろ、あんまり美味しかったので、お土産に買いました♪

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ミマツ工芸さんの技術がつまった製品はまだまだ書ききれませんので、別記事に書こうと思います!

空間をプレゼントする大人のギフト、佐賀・ミマツ工芸さんの巻き、まだまだ続きます~


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『空間をプレゼントする大人のギフト』佐賀のミマツ工芸さんで感動と発見!” への1件のコメント

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