桜の季節に長浜からホトケ様方が東京に来ました![観音の里の祈りとくらし展]

以前、記者発表会に参加させていただきました『観音の里の祈りとくらし展』がとうとう東京芸術大学大学美術館で始まりました!
桜の季節の訪れとともに、長浜からホトケ様方が東京にいらっしゃったのです。
公開を先立ちまして、慈愛に満ちた穏やかなホトケさまに癒されてまいりましたので、ご紹介しますね。

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【観音の里の祈りとくらし展】
開催:3月21日(金)~ 4月13日(日)
会場:東京芸術大学大学美術館

概要など開催にいたる経緯などは以前書かせていただいた『庶民の生活を見守り信仰され続けてきた長浜の観音様方が東京にいらっしゃいます 』をごらんください。

千手観音立像

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地元では厄を転じて利をほどこす像として信仰されている観音さま。
コロリ観音さまとして愛されています。
3回お参りすると、コロっと生まれてお産がラクに済み、長患いせず天寿が全うされて、コロっと彼岸へ行ける観音様です。

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優しい中にも人々の人生を見つめ守り続けた凛とした空気を感じました。
長い間、人々に守り信仰された観音様は、実際にお会いすると普段見ている芸術品とは違う、語りかけたら答えてくれるような安心感を感じました。

千手観音立像は手が無いとお聞きして写真も見ていましたが、実際に見ると衝撃でした。

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戦禍を逃れるために川に沈められたりという説明は以前参加させていただいた概要記者会見でお聞きしていましたが、戦国の世も近代の戦争でも守り続けられた観音様。
美しい工芸品や美術品もステキですが、人々の人生に共に過ごした観音様は感動しました!

十一面観音立像

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地元では『腹帯観音』として親しまれているそう。
この観音様も概要記者会見の際にお聞きして、お会いしたいと思った観音さまでした。

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戦国時代に蓮池に沈められて戦禍をのがれ、掘り出されたときに『さらし』でお清めされたという観音様です。
それがご縁で、今でも腹部にさらしを巻いているそうです。

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安産祈願に訪れた妊婦さんに頒布されているそうで、『腹帯観音』の通称で親しまれているそうです。

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腹帯は妊娠する前は知りませんでしたが、巻くと安心したという思い出があります。
平安時代に作られた観音さまですが、今なお人々の生活に大切な観音様です。

菩薩形立像

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驚いたのはこの菩薩形立像と如来形立像。
朽ちた木のようなホトケさまです。

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長浜のホトケさまは戦国時代の舞台ともいえる長浜で人々の手で守り続けられたホトケさまです。
田の中に埋めて隠して焼失から逃れたり、また夏には子どもの水遊びにも持ち出されたという、人々の生活に密着してきたホトケさま。
ただ残念なことに2度も盗難にあわれているそう。
人の心のよりどころを盗むなんて、ホントにひどい目に合われていますね。

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このホトケさま方は、まさに人々が守り続けた奇跡のような観音様でした。

いにしえの仏師の技に驚く

展示されているホトケさまは奈良時代や平安時代など想像もつかない時代に作られたものです。
今のように3Dプリンターなどというものなどあるはずも無く、ひたすら手によって作られたものばかりなんですが、とにかく素晴しい。
驚くことに一本の木から作ったものもあり、ひたすら驚きながら見学させていただきました。

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聖観音立像は一本造ですが、風にゆらぎそうな布が表現されていて、思わず見入りました。
木という硬い性質のものを柔らかく見せるという技術!
平安時代という12世紀において、このような素晴しいホトケさまが作られていたんですね!
感動しました!

千手観音立像のデザインにも驚きました!

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こんなにたくさんの手をつけるのは、本当に作るのが大変だったんだと思います!

まだまだ沢山のホトケ様が桜の季節に長浜を留守にして東京にいらっしゃいました。
私はあと2回は上野の桜をたのしみつつうかがいたいと思います。
3回お参りすると、長患いせず天寿が全うされて、コロっと彼岸へ行けるそうなので(笑)。
それとも一回は残しておいて、長浜へうかがいましょうか。
どちらにせよ、まだまだ長浜のホトケさまにはお会いしたいと思います。

4月13日(日)まで開催されている観音の里の祈りとくらし展ですが、担当学芸員によるギャラリートークや、なんと観音の里長浜PR大使の滝田栄さんの講演会もあります。
記者発表会でお会いした滝田栄さんはとってもステキな方で、まさにホトケさまのような包み込む優しさに癒されました。
これは楽しみです♪

滝田栄さん講演会
日時 4月6日(日)午後2時開始
会場 東京藝大美術学部中央棟1F 第1講義室
参加費 無料
定員 150名

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【観音の里の祈りとくらし展】
開催:3月21日(金)~ 4月13日(日)
会場:東京藝術大学大学美術館 展示室2
東京都台東区上野公園12-8


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滝田栄さんの講演会も含め、詳細は東京藝術大学のHPをごらんください。
観音の里の祈りとくらし展-びわ湖・長浜のホトケたち-


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